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「サルトリイバラ喫茶室」的 移ろう表情

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急に冷え込んだかと思えば20度を超えの日もまだあるが、冬のおとずれは少しずつ感じられるようになってきた。

以前にご紹介した茨城県猿島(さしま)の紅茶と、熊本県馬見原(まみはら)の紅茶。

今日は南北のそれぞれ離れた土地から、これからの時期におすすめの紅茶をご紹介。

ひとつは猿島のいずみという品種の2nd フラッシュ(初夏に摘む二番茶)の紅茶。

しっかり目に発酵した茶葉からは、既にご提供中のいずみとはまた異なる表情をのぞかせる。

桃に似た香りに薄っすらと杏仁のような鼻に抜ける甘香、さらりとした喉越しの良さの中にも飲み進めると柔らかで心地よい、淡い苦渋味が輪郭を縁取る。

いずみという品種の魅力を、別の角度(香味)から堪能できる紅茶に仕上げられている。

もうひとつの馬見原の紅茶は、作り手の先代が茶畑の在来種から抜擢し、岩永一号と名付けられたものの、秋摘み紅茶。

既に入荷しているこちらの春摘み茶はすっきりとした味わいに、優しく甘い香りの中から、淡く心地いフレッシュな清香が上品に香るのだが、秋摘みは香りは熟成したような円みで、穏やかなコク味のある紅茶に仕上がっている。

決して華やかな紅茶ではないが、土地の香と滋味を携えた、静かな個性を放っている。

日本の北とから南、それぞれの土地で微細に変化する、その時々に摘まれる茶葉の個性と、それを引き出す作り手たちの技や個性を、当店で抽出された「紅茶」の香りや味わいから、そっと感じていただけたら幸いです。

紅茶のご紹介はもうそろそろ終わり、などと言いながら、今後もちょこちょこ入荷することもございます。

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