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「サルトリイバラ喫茶室」的 奥深きは個性

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いただきものの「もしほ草」という長崎のお菓子。

昆布入りの求肥に砂糖をまぶしただけのシンプルさ。

もちっとした甘味の中にわずかに旨味鹹味を含んだ磯の風味が溶け込んだ、少々風変わりながら上品なお菓子だ。

こんなお菓子には、すっきりとした味わいの釜炒りの緑茶や丸い風味の秋番茶など、店主好みのお茶を思い浮かべつつ、紅茶ならばと今日は在来種で作られた熊本の芦北紅茶を合わせた。

決して派手ではない紅茶だが、熟成し独特のウッディな甘味の奥に陳皮を想起させる、優しくも個性的な紅茶がこのお菓子にとてもよく合い煎を重ねる。

ちなみにもしほ草は藻塩から着想を得たらしい。

藻塩とは塩の原始的な作り方の一つで、海藻に潮水をかけながら熱して塩を作りだす、今でも九州や瀬戸内で作り継がれている塩の一つ。

機械化とともにものづくりも効率的になっているのだろうが、要の部分は今も昔も作り手=個性に委ねられている。

今年もお茶を通して、ひいては食材を通していろいろな個性に出会いたいと強く思う次第。


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