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「サルトリイバラ喫茶室」的 端境期

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梅花は散りかけ、沈丁花が香り立つ。

今週末から当店のスープは無農薬無化学肥料のコールラビのポタージュ。
おこわの付け合わせの惣菜のひとつには、乾物の芋がらを使用。

毎年、端境期には無農薬野菜の調達が少々難航する。
当然価格も高い。

コールラビも最後の最後。
しばらくは名残の貯蔵野菜や乾物の力を借りて乗り切る時期だ。

スーパーの棚にはそんなことを微塵も考えられないほどに、整えられた野菜が並べられてはいるが。

茶の風味に気候や土地など環境の影響があるように、口にするものには本来それが育った環境の風味がある。
そして、その風味はなるべく自然なものがよい。

当店はお茶屋であるので、そんなところにまでこだわらなくともよいのかもしれない。
よいのかもしれないが割り切ってしまうことができない。
できないので、今は続ける。

端境期は植物だけでなく、わたしたちにもある。
ものごとが終わりを迎え、新しいサイクルへと変わる。

変わる時には心身ともにエネルギーを要する。
貯蔵された食べ物に、新たにに芽吹く食べ物を順々に取り入れながら、エネルギーを補い新たな細胞を作る。
ゆっくりと休む。

今年はどんなお茶に出会うことができるだろうか。

お茶の入荷はまだまだ先。

当店にお越しの際は、おやつやお食事とともに昨年のお茶を楽しみつつ、静かにひと息ついていただけますと幸いです。

当店の通販サイト(https://shop.sarutoriibara-kocha.net/)でも紅茶とハーブを販売中です。

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