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「サルトリイバラ喫茶室」準備中② 器

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目下調理道具などをどうしようかとインターネットを眺めたり、

試作・・といっても時間があるときにパーツを作ったりしている。

 

唯一ティーカップだけはずっと買い集めてきたものがあるので

それだけは準備万端だ。

 

後手後手のデコラティブ過ぎるものは苦手だが、

工業製品的な過剰モダンも味気ない。

 

ふと出会った戦前の輸出用の紅茶カップ。

日本が紅茶産業に力を入れていた頃作られていたカップ。

 

薄く華奢だがしっかりとした強度のある作り。

絵付けのない白磁の小さなフォルム。

この薄さ、この大きさ、この白さ、このフォルム。

 

決して高価過ぎず、あたかも喫茶室の風情。

 

余計なものはいらない、ただこれだけでいい。

そしてなにより

国産紅茶はこのカップたちとの相性がこの上なくよい。

 

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