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「サルトリイバラ喫茶室」新店舗について 出入口がかなりフラットに

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「サルトリイバラ喫茶室」新店舗について 出入口がかなりフラットに

現在、新店舗のオープンに向けて準備中です。

新たな店舗は最寄りの駅から店内までの道のりに凸凹が少なく(日々の店の行き帰りにいくつかの通りを歩いて確認しました)、当店の出入口も段差がほとんどないため、車椅子の方も比較的店内に出入りしやすいのではないかと思います。

今回、新しい店舗物件の決め手が、出入口に凸凹がほとんどないという点に尽きる、というか凸凹がほとんどない出入口ということだけで決めてしまった節さえあります。
自分でも安易過ぎるような気もしましたが、長年温めていた考えを実現することにしました。

今から数年前、店主の親戚が車椅子を利用されている方と共に当店を訪れた際に、2階に位置しエレベーターもなかった当店へのご入店が叶わなかったことがありました。
その出来事以来、車椅子が入ることができる店舗が街にどれくらいあるのかが気になるようになり、街のあらゆる店舗の出入口や道路を意識して見るようになりました。
また、その出来事の少し後に、当店をご利用してくださっていたお客様が、ご病気のために両手で杖をつきながら2階の店舗まで上り降りをされるようになって、ますます出入口について意識するようになりました。

大きなテナントや新しい建物はともかく、小さな個人店が段差のない出入口やエレベーター付きの物件を探し当てることは容易ではありません。 
災害対策で基礎を上げてあったり、古い味わいを活かした結果、段差を避けられない場合もあります。
勿論、高円寺の隠れ家のような、秘密基地のような店舗の造りも個人的には好きなのですが。

それでも、出入口の凸凹問題は店主の脳裏から離れないまま数年が経過し、今回幸運にもそれを少し解決することができました。

自動ドアではないし、トイレの広さも限られているため完全バリアフリーとはいきませんが、出入口は多少なりとも出入りしやすくなりました。

店舗の広さは限られているため、動きやすくとはいかないかもしれませんが、何かを少し移動すれば車椅子の方もスムーズに出入りできるよう、工夫したいと思います。

店としてどのような考えを持ちどのような立ち位置をとるのかは、営業する中で日々突きつけられますが、コロナ禍で店主は「大多数が利用しやすい店は数え切れないほどあるから、当店はその逆で少数の困った立場の方(コロナ禍においては基礎疾患をお持ちの方や、医療や介護に従事する方など、感染症のリスクを避けなくてはならない方々です)のほうに立ちたいし、そのほうがより過ごしやすい店になるのではないか」との考えを一層強くしました。

引き続きマイペースですが、気になったことにひとつずつ向き合いながら、ゆるゆると準備を進めてまいります。

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