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「サルトリイバラ喫茶室」的 ふわり、と羽が地につくような

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当店で扱っている羽地紅茶こと、沖縄県名護のお茶。

羽地(はねじ)とは名護市の一部だった土地の旧名である。

今年は定番のべにふうきに加え、やさしい甘味を味わう新しいお茶を入荷。

ひとつはゆたかみどりという品種で作られた春摘み(1st)の紅茶。

ゆたかみどりはうっすらと芋蜜を想起させ、程よいほろ苦さと甘味を感じる品種だが、その特徴を、温かみのある風合いに仕立てられた紅茶。

紅茶になると輪郭の淵に極々僅かにカカオ香を思わせる、やさしいコク味のような甘い風味で、飲み進めても飽きがこず冷めてもほわりと紅茶らしい味わいを感じさせる。

穏やかで飲みやすくデイリーに親しめる。

もうひとつは、G-1という登録品種の在来の抜擢品種から、2月に手摘みされた希少な紅茶を。

かつて羽地と呼ばれた土地で育った茶樹。

登録品種ではあるが在来種。

暖かい沖縄ならでは、一般的な一番茶(1st)の季節よりも早い2月に手で摘まれた茶葉は、 ほんのわずかにハーブのような香の後に甘香漂う、茶の「甘」を堪能する茶の風情。

舌触りの良いやさしい甘香を存分に味わわせてくれる。

当店では羽地早春香と呼ぶことに。

そして定番のべにふうきは、発酵はややしっかり目の、ある種紅茶らしい風味のものを。

やや軽やかな花香に杏や李(すもも)のような甘い香りがふわりと香り、マイルドな紅茶らしいコクと甘味を感じる。

べにふうきらしい渋味も穏やかでさらりと喉を通るお茶。

紅茶らしさをイメージしやすく、沖縄がポカポカと暖かな季節に摘まれた茶のやさしい「甘」を当店で味わってみてください。


今年は少量入荷のものもちょこちょこございます。
店頭でのご提供が優先ですので、茶葉の販売がないものもございます。
どれもなくなり次第終了です。予めご了承ください。

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