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「サルトリイバラ喫茶室」的 たおやかな、春香を二つ

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当店に新しいお茶が入りました。

最初のご紹介は南…からではなく、北から。

茨城の少し前まで猿島(さしま)と呼ばれていた土地から、2種類の紅茶を入荷。

猿島は隠れた茶所で、昔から農家が自生(栽培)、自作(製茶)、自販(販売)の全てを行なってきた珍しい土地柄。

決して温暖な土地ではない中で、環境に適応し育てられたたくましい茶樹からは味わい深いお茶が作られている。

ひとつは「いずみ」という品種の春摘(1st)。

いずみはかつて釜炒り茶(蒸さずに釜で炒って作られる茶)用に育成された品種で、長らく忘れていた幻の品種とも言われていたが、作り手の茶園で復活した品種。

口に含むと柑橘香の後から杏香が鼻腔を抜ける魅力あふれる香気、春摘みらしい軽やかでフレッシュな味わいはあくまで円やか。

もうひとつは緑茶品種としてお馴染みのやぶきたの実生(みしょう 挿し木ではなく種子から育った茶樹)50年樹の春摘(1st)から作られた紅茶。

やぶきたらしい柑橘香を輪郭に帯びつつ、透明感の中にある旨味甘味が飲むごとに優しく心地よく舌を覆っていく。

どちらも尖のない、作り手の丁寧で繊細な手仕事が垣間見られる茶で、派手ではない艶っぽさと言おうか、日本の紅茶のたおやかで美しい一面を見せてくれる。

どちらも希少で入荷量が少ないため、気になる方はお早めに。

これから少しづつ今年のお茶をご紹介していきます。

日本の作り手ならではの、その時時にしかない香りや味わいに、今年もたくさん出会えそうです。

少量の入荷で販売が極少量のものもございますが、気になる方は時々サイトをのぞいてみてください。


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