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「サルトリイバラ喫茶室」閉店のお知らせ

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「サルトリイバラ喫茶室」閉店のお知らせ

日頃より当店をご利用いただき誠にありがとうございます。

当店は2026年10月中旬をもって閉店することにいたしましたので、お知らせいたします。

2016年に高円寺で国産紅茶専門の喫茶店として開業し、2024年4月に西荻窪に移転して営業してまいりましたが、原材料費の高騰を始めとする諸経費の増加やここ数年の社会情勢に伴う客足の変化などを鑑みて、不本意ながら閉店を決断するに至りました。

開業してから原材料費は少しずつ上がっていましたが、ここ最近の値上げ率は以前の比ではなく、原材料の質を落とすか大幅に値上げするかの選択を迫られ、また値上げすると客足が遠のくのではないかと、心配が尽きることはなく、今後物価は上がる一方で、さらに食材や資材が手に入りにくくなる事態も十分にあり得るだろうと考えています。

「暮らしの見える街で、店主がセレクトした国産紅茶を国産の良質な食材を使った食事やおやつとともに気軽に味わっていただきたい」という当店のコンセプトがもはや成り立たなくなるかもしれない状況が迫っていると肌で感じています。

コロナ禍をなんとか乗り切ってまいりましたが、令和の米騒動以降、消費者のマインドがさらに顕著に変化したと感じていて、今後状況が悪化はすれど改善することは難しいのではないかと受け止めています。

その状況で今後どうするかを考えた際、店を閉じようと思うに至りました。

暮らしが近い街の片隅の静かな空間で、紅茶をメインに日本の良質な農産物を使った食事を提供しながら、国産紅茶を思い思いに味わい好きになっていただける喜びと、特に最近はそういった文化的な営みを楽しむ余裕が暮らしから徐々に削られていく様を眺める悲しみを味わってきた10年間でした。

店を通して、またお茶を通して、お客様と共有する穏やかな時間は何ものにも代え難く、お客様には心よりお礼申し上げます。また、その時間を作り出すための素晴らしいお茶や食材を提供し続けてくださっている作り手さんたちには感謝しかありません。

どのような店を営むか、また訪れる客層など置かれた立ち位置により状況の見え方は大きく異なっていると思いますが、これまでの経験を通して、これからのお茶の未来について、食のあり方について、思うところは多々あります。
個人的に考えていることは親しい方に伝えたり、時折noteなどにまとめていければと考えています。

閉店まではまだ数ヶ月あり、その間にはできる限り今年の新茶をご紹介していきますし、また作家さんたちの個展も控えています。
当店で扱っている食器や茶器、雑貨などの販売も少しずつ行う予定です。

残りの営業期間中に食材や資材が滞りなく調達できることを願いつつ、営業最後の日まで変わらず当店でのんびりお過ごしいただければ幸いです。

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