現在開催中（〜12月21日まで）の海野まり子（@mariko_mattyt ）個展「変奏曲〜moonlit park 小景〜」。
海野さんの切り絵の作品数点には海野さんご自身が漉いた手漉き和紙が使用されていて、その微細な濃淡が切り絵の世界により一層奥行きを与えています。先日、海野さんの手漉き和紙の先生がご来店くださり、当店の店名であるサルトリイバラ（猿捕茨、山帰来）の枝をお土産にと持ってきてくださいました。
真っ赤な美しい実がたくさんついたサルトリイバラ。普段はリースになったものを店内に飾っていますが、いただいた丸めていないワイルドな枝を窓辺に飾りました。「サルトリイバラって何？ どんな植物？」など、気になる方は是非窓辺をご覧ください。
赤い実がついたサルトリイバラが届くと、年末だなぁとしみじみ思います。
ちなみに、和紙づくりは山で原料を採ってくるところからはじまるのだそうで、その山には鳥に食べられていない綺麗なサルトリイバラもあるとのことでした。
便利という名の安っぽいものばかりに囲まれて暮らすことに慣れてしまいがちですが、偶然あるいは少し視点を変えて目を凝らしてみると、案外身近にそれとは逆の豊かな世界があるということに気付かされますね。
海野さんの作品をご覧になりに、是非お運びください。
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